今日夕方のTBSテレビの「報道特集」で
2年前に起こったJR福知山線脱線事故に巻き込まれ
死の宣告を受けながら奇跡的に生還した女性の特集をしていました。
2005年4月25日、
テレビに映し出された衝撃的な映像を忘れることはできません。
乗員、乗客107名の尊い命が失われてしまったのです。
その女性は2両目に乗っていて事故後数時間後に助け出されたが
口の中はガラスの破片でいっぱいで、飲み込まないよう最後の力を振り絞って
耐えていたのだという。
CTで撮った脳の断面図は「箱に豆腐を入れて振ったような状態」
だったそうです。
医者は「助からない」と断言してしまったそうです。
意識が戻らないまま数ヶ月が過ぎ、そんな中奇跡が起こった。
突然「お母さん・・」と声を発したのです。
その後の壮絶なリハビリ。
口の中のガラスを飲んでしまったら死ぬ、その記憶が体にしみつき
口から食べ物を受けつけることができない。
「どうでもいいんだー」と叫ぶ娘を抱きしめる母。
顔や頭を掻き毟るため左手をベッドに括り付けられるのを見ているのはつらいと
自宅での介護を決断する家族。
彼女のお姉さん夫婦も介護のため一家で実家のそばに引っ越してきます。
その家族の献身的な、本当に献身的な介護のかいあって
彼女の表情も徐々にやわらかくなり食事も口から摂れるようになっていきました。
初めて画用紙に文字を書いたのは「ありがとう」の言葉でした。
医者も救急隊員も誰もが彼女は生きられないと思いました。
・・・家族以外は。
家族の、お母さんの祈りが奇跡を起こしたのでしょうか。
お母さんの強さ、明るさに胸を打たれました。
「生きててくれるからこそこのつらさがある。
生きていてくれればそれでいい。」
テレビだから上手に編集をしているのだろうけど
悲壮感が感じられなかったのです。
想像を絶するようなつらい体験をし、苛酷な日々を過ごしてきた、
その本当のつらさは画面からでは到底理解できるものではないと思います。
ただ、お母さんの娘を愛する気持ちがすごく伝わってきました。
あのお母さんだから乗り越えてこれたのかもしれない。
お母さんのあの強さ、明るさを見習わなければならないって思いました。
自分に足りないものが何なのかわかった気がしました。
私には亡くなってしまった方々のご冥福を祈ることと
彼女の一日も早い回復を祈ることしかできません。
いつか笑顔になれる日がきますように・・・
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