「愛する人」観てきました。
「彼女を見ればわかること」のロドリゴ・ガルシアが、37年間互いを知らずに生きてきた母と娘のドラマを繊細かつ力強く綴ったヒューマンストーリー。
(シネマトゥデイ)
原題:MOTHER AND CHILD
製作:2009年 アメリカ/スペイン
監督/脚本:ロドリゴ・ガルシア
製作総指揮:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演:ナオミ・ワッツ、アネット・ベニング、ケリー・ワシントン、サミュエル・L・ジャクソン他
大々的な宣伝もしていないし、近くの映画館では1カ所しか上映されてないのですが、Yahoo!レビューでも評判がいいようだったので期待して観にいきました。
3人の女性を中心に描かれたお話です。
↓↓↓(ネタバレあります)
14歳の時に妊娠・出産をし、その後結婚もせず、老人養護施設で働きながら老いた母親を介護している主人公カレン。
その娘エリザベスは、誰も愛することなく、愛を嫌悪するかのように生きてきた。現在37歳、弁護士として自立している。
そして、夫との間に子供を授かることができず養子を求めているルーシー。どんな場面でも本音しか言えない。自分の欲望に素直な人。
この3人の女性たちをとりまく母親、夫、愛人などが織りなす人間ストーリーが、とても丁寧に描かれている映画だなと思いました。
母親であるあたしは、号泣必至とハンカチを握りしめてたのですが、残念ながら泣きツボには入らず。。
女優さんたちの演技も素晴らしいし、必要以上に感情をあおらない演出は嫌いではないのですが、なんでしょう。。いまひとつストーリーにも登場人物に感情移入ができなかった。
エリザベス(ナオミ・ワッツ)の小悪魔のような容姿もびっくりするような行動も、とても魅力的ではあったし、ずいぶんリアルな妊婦姿だなと思ったら、それは本物の妊婦さんだったという驚きもあったんだけど。。。
現実はそう感動的ではないっていうメッセージなのか・・
エリザベスは自ら幸せになる道を捨てたのだけれど・・・
ラストシーンはハッピーエンドだという人もいるけれど・・・・
やっぱりカレンとエリザベスを逢わせてほしかった!!!
命をかけて子供を産んで、その様子をおぼろげにでも脳裏にやきつけることができて最後は幸せだったのかもしれない。だけど、目を開けたまま死んだエリザベスの顔にシーツがかけられたその瞬間、ものすごく腹が立ってしまった。
つい頭に浮かんだのが
「ダメな映画を盛り上げるために 簡単に命が捨てられていく」
っていうミスチルの「HERO」だった。
そして、教会の職員が手紙を保管ミスをしたっていうのが
この映画を好きになれない最大のポイントでしたね。。
邦題もそのままでよかったんじゃないかと。。
ルーシーに対しては、子育てをなめんなよ!って思ったけど
そのルーシーの言葉が一番心に響いた。
あなたはいつも本音しか言わないのね、に対する答えが
「嘘は忘れてしまうでしょ」 だった。
相手が誰でも、媚びることなく本音を言える
感情の赴くままに生きているルーシーが羨ましくもあった。
とてもいい映画なんだろうと思います。
隣に座っていた女性は号泣してましたし。。
(ほぼ嗚咽状態でした)
私とこの映画のベクトルが違っていたということでしょうか。
そういえば。。
あたしバベルも好きじゃなかった。。
(総指揮はバベルの監督さん)
評価:
STRAIGHTENER EMIミュージックジャパン ¥ 2,006 (2011-01-12) |
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